これから作業療法士になる人は、作業療法士の国家試験難易度がどれくらいのものか気になると思います。
その人達のためにいくつかデータを提示して、試験の難易度がどれくらいか解説していきます。
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目次
作業療法士の国家試験難易度を示すデータは?

- 作業療法士国家試験合格率から見る難易度
- 資格偏差値からみる作業療法士国家試験難易度
この2つのデータを基に解説していきます。
作業療法士国家試験合格率からみる難易度
平成31年度の作業療法士の国家試験合格率は
71.3%でした。
この数値が高いか低いかは人によると思います。
実は試験の合格率は資格試験の難易度に必ずしも比例するわけではないです。
理由を解説しますと、資格の種類によっては、別に落ちてもいい、今回取れなくても次回とれれば良い。
という考えを持つ人がいたりして、勉強量や受験者の質に差がある事が多いからです。
しかし、作業療法士試験の場合は違います。
多くの受験者が非常に高い学費を払って国家試験を迎えます。
資格を持ってなければ、作業療法士として働く事ができません。
養成施設によっては成績の悪い学生は国家試験を受けさせてもらえない場合もあります。
これだけの条件が揃ってるので、試験へ万全の対策をして作業療法士の国家試験を迎える人がほとんどです。
そんな中での合格者は7割です。
なので、この試験が難しいと感じる人もいると思います。
資格偏差値から見る作業療法士国家試験難易度
資格難易度ランキングという、資格試験の難易度を偏差値化し、ランキング付けしたサイトがあります。
独自のデータなので、完全に正しいというわけではないかもしれませんが、参考になります。
医療福祉系の資格では、やはり医師がトップになっています。
理学療法士や作業療法士の国家試験難易度は中の下、あたりに入っています。
繰り返しますが必ずしも正しいデータでは無いとは思います。
ですが、私が試験を受けた感想としては作業療法士の難しさが中の下あたりというのは妥当と思います。
結局、作業療法士の国家試験難易度は高い?低い?

これは完全に私の主観です。
怒られるかもしれませんが、作業療法士の国家試験難易度は低いと思います。
この理由を解説していきます。
作業療法士の学生は最終学年の夏頃まで実習を受け、卒論を作ります。
大体、11月から12月ごろに国家試験対策を始めていきます。
国家試験の受験日が例年2月末となるので、約3、4ヶ月の勉強期間があります。
3、4ヶ月の勉強期間で合格率は7から8割になります。
医療福祉系で最難関とされる医師の合格率は9割ですが、勉強期間は丸2年間ほどかけるとも言われています。
なので、3、4ヶ月の勉強期間というのは非常に短いものです。
その期間での合格率7割以上です。
この理由から、作業療法士国家試験難易度は低いと考えます。
そして、これは実際に3、4ヶ月勉強をして作業療法士国家試験に合格した者の感想ですが。
正直、試験はそこまで難しいとは思えませんでした。
これを言うと、また怒られそうですが。
参考書と過去問を使って正しく勉強すれば、誰でも合格できる試験だと思います。
もちろん、そこまで難しくないとはいえ、勉強しなければ合格は不可能です。
なので試験対策は必須です。がんばってください。
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作業療法士になってからが大切です

診療報酬や介護報酬の改定により作業療法士などリハビリ職の給料は徐々に下がっていくと言われています。
また、作業療法士の数は年々増えており、いずれ飽和していくとも言われています。
この先、作業療法士としてどのように生き残っていくのか、よく考えて、戦略を立てていく必要がありそうです。
結論:作業療法士の国家試験難易度は高くないが、合格してからが大切
作業療法士の国家試験難易度についてまとめてきました。
試験は決して難しくないですが、作業療法士として生き残るのは難しかなってくるのではないかと考えます。
各自で、これからの生き方をよく考え、行動していく必要があると思います。
一緒に頑張りましょう。