理学療法士や作業療法士の離職率は、分野、職場ごとの働きやすさを見る一つの指標になります。
なので、理学療法士や作業療法士の離職率を気にする人も多いと思います。
この記事では、理学療法士や作業療法士の離職率について様々な視点からまとめていきます。
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目次
そもそも、離職率とは

離職率とはさまざまな定義があるようですが、
一般的には一つの職場もしくは一つの業界、業種から1年間で離職した人の割合のことです。
今回はこの離職率の定義で話を進めていきます。
理学、作業療法士の離職率

理学療法士協会の統計によると、
平成25年から27年の3年間で、1年当たりの平均離職率は
医療分野10.2%。介護分野18.8%になっています。
そして、訪問リハビリ、通所介護、通所リハビリの順番に離職率が高いです。
特に、訪問リハビリは37.4%と離職率が圧倒的に高いです。
この原因を調べてみました。
- 副業として働いている人も多い
- リスクが大きい
- 人間関係が悪くなりやすい
この3つが挙げられます。
訪問リハビリは、理学療法士や作業療法士が本業の休日など空いた時間に副業として働いている人も多いです。そして、副業の職場を辞める人は非常に多いため離職率が高いのではないかと言われています。
そして、訪問リハビリは理学療法士もしくは作業療法士が患者様、利用者様との1対1の環境でリハビリを行う場合があり。緊急時の対応を一人で行う場合があります。
これは結構リスクが大きい事なので、プレッシャーを感じ辞めてしまうのではないかとも言われています。
最後に、リハビリ職を問わず、人間関係が悪い事で仕事を辞める人は多いです。そして、訪問リハビリのような少人数で構成されている場合の多い事業所は人間関係が悪くなりやすいようです。これによって辞める人が多いとも言われています。
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理学療法士、作業療法士の離職率は比較的高いです

上記のグラフは産業別の入力、離職率の統計です。
理学療法士や作業療法士の離職率は医療分野10.2%。介護分野18.8%なので比較的高い離職率であることが分かります。
離職率が高い理由は転職しやすいから
理学療法士や作業療法士の離職率が高い理由は、国家資格を持っている為、求人や転職先を探すことが比較的容易だからと言われています。
分野も多様で、働き口も多い。個人にあった働き方が出来る。
これが転職しやすく、離職率が高い理由だと言われています。
離職率が高いというのは必ずしもネガティブな事では無いということです。
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就職、転職時は離職率が高すぎる職場に注意が必要です
離職率が高いということは必ずしもネガティブな事ではありません。
しかし、一つの事業所、職場単位で離職率が高すぎる場合は注意が必要です。
理由はシンプルで、離職率が高すぎる職場は働きやすい職場ではないからです。
なので、そういった職場には就職しない方が良いでしょう。
離職率が高すぎる職場を見分ける方法は以下の通りです。
- 求人、転職サイトの情報をみる
- 求人、転職サイトのエージェントに相談する
求人、転職サイトの求人情報に明確な離職率は記載されていません。
ですが、一つの職場で急募の求人や多職種の求人を多数出している場合は、離職率が高い職場であり、働きにくい職場の可能性があります。
ここで判断するのも一つの手段だと思います。
ただし増床や、新規サービスの開設による増員は別です。むしろこういった求人は活躍し、自分の価値を高めるチャンスにもなり得ますね。
離職率の高すぎる職場を避けるもう一つの方法は求人、転職サイトのエージェントに相談する事です。
こちらの方が確実なのでおすすめです。
求人情報に具体的な離職率は書いていないですし、求人先に直接聞くことはとても出来ません。
しかし、求人、転職サイトのエージェントであれば、それを代行してくれます。
なので、こちらの方が確実でおすすめな方法です。
人気記事 理学・作業療法士におすすめの求人、転職サイト3選結論
理学療法士や作業療法士の離職率は他の業界と比べて高いですが。
決して働きにくいという訳ではありません。
しかし、一つの事業所単位で離職率が高すぎる場合は注意が必要なので、
求人サイトの情報やエージェントから得た情報を頼りにしていきましょう。