公務員は昔から人気の職業です。
人気の理由は生活が安定するというイメージからだと思います。
作業療法士も公務員として働くことができます。
今回は作業療法士が公務員として働く方法やメリットとデメリットを紹介していきます。
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目次
作業療法士が公務員として働くには

作業療法士が公務員として働くには、地方公共団体が運営する病院等施設の採用試験に合格し、就職することです。
地方公共団体が運営する病院等施設とは市民病院、市立病院などの公立病院が主です。
地方公共団体が主催する試験に合格すれば公立病院の地方公務員として働くことができます。
試験の内容はそれぞれ異なるようなので、興味があれば見てみてください。
公務員の作業療法士の仕事内容
結論から言いますと、仕事内容に違いはありません。
公立病院とはいえ、病院です。
医師の指示の基、作業療法を提供するという根底は変わりません。
基本的な仕事内容は同じです。
職場毎のルールは異なると思いますが、それは公立病院に限ったことではないです。
根本は同じです。
公立だから仕事が楽で、公立じゃないからキツイなんてことも絶対にありえません。
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作業療法士が公務員として働くメリット

現時点での作業療法士が公務員になるメリットを紹介していきます。
☑作業療法士が公務員として働くメリット
- 休みが多い
- ある程度の昇給が保障される
詳しく書いていきます。
休みが多い
現時点ではこれが一番のメリットだと思います。
土日祝日、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの長期休みは必ずもらえます。
医療福祉業界は長期休みとは縁遠い事が多いので、安定した長期休みが欲しい方には魅力的かもしれません。
しかし、あくまでも現時点では。です。
ご存知の通り日本では働き方改革が進んでいます。
今年は全企業で有給休暇5日以上の取得が義務化されました。
徐々に休みが多いというメリットは弱くなりそうです。
ある程度の昇給が保障される
診療報酬や、介護報酬に向かい風が吹いている時代で昇給の無い病院も少なくないようです。
しかし、公立病院であれば毎年、ある程度の昇給が見込めます。
ここもメリットと言えます。
作業療法士が公務員として働くデメリット

作業療法士が公務員として働くデメリットを紹介していきます。
☑作業療法士が公務員として働くデメリット
- 副業が完全禁止
- 職場の選択肢が少なく、転勤がある
- そもそも公務員=安定ではない
解説していきます。
副業が完全禁止
これが最大のデメリットです。
副業は完全に禁止です。
地方公務員法38条に明記されています。
副業もしくは複業などダブルワークが主流の現代に副業禁止はあまりにも厳しいです。
副業に興味があるなら、公務員という選択肢は外してください。
副業がバレなければいいという考えはよくないです。
副業がバレて解雇になれば、社会的に信用を失います。社会的な信用が無くなれば仕事はなくなります。
職場の選択肢が少なく、転勤がある
公立病院は絶対数が少ないので選択肢も少ないです。
選択肢が少ないことによる一番の問題は立地に関してだと思います。
公立病院は立地が良いところばかりとは言えないのが事実です。
職場の立地は凄く大切ですので。この点もよく考慮することをおすすめします。
更に、公務員の作業療法士はほぼ間違いなく転勤があります。
転勤をデメリットに感じる人は非常に多いと思います。
この点も忘れずに検討してください。
そもそも公務員=安定ではない
作業療法士が公務員として働くことは生活の安定につながる。
必ずしもそうではないと思います。
参考リンク:【悲報】公務員は安定しないと思う理由【人生の難易度が高まります】
公務員がリストラされる時代が来る可能性もあります。
さらに、公立病院が民営化され、公務員では無くなる可能性もあります。
参考リンク:公設民営の新病院、課題解決になるか 地域格差の懸念も
以上のように、公務員=安定ではないと思える要素も多いです。
公務員という肩書きが欲しいだけだったり、安定が欲しいというだけで目指すのはあまりおすすめできないです。
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結論
残念ですが、個人的にはおすすめできません。
やはりこれからはダブルワークの時代です。
私も副業を始めてますし、副業もしくは複業でバリバリ稼いでる作業療法士はたくさんいます。
公務員として働くことができても、やがて民営化となり公務員では無くなる可能性もありますし。
とはいえ公務員になりたいならば、目指して良いと思います。
嫌になれば退職すればいいだけです。
せっかく資格をとったのですから、有効活用してください。
公務員だから良い仕事だという先入観は持たずに、進路を選ぶことをおすすめします。
人気記事 理学・作業療法士におすすめの求人、転職サイト3選作業療法士が公務員になる方法の動画解説
本記事の内容を動画で解説しております。
まとめ
今回は作業療法士が公務員として働く方法をまとめました。
最終的に、デメリットばかり目立つ内容になってしまいました。
今後の公務員法改正などあればメリットも増えるかもしれません。
ですが、法の動きに期待するより、自分から行動を始める方がずっと有意義であると思います。
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