作業療法士になるための最後の難関は国家試験です。
これをクリアすれば晴れて作業療法士。おめでとうございます。
今回はこれから作業療法士の国家試験に挑戦する方へむけて。
国家試験の概要や合格率、勉強方法を紹介していきます。
国家試験までの過程は以下に書いてあります。参考にしてみてください。
⇒⇒【作業療法士になるには】おすすめのルートや学校を比較して紹介
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作業療法士国家試験の概要
最初に国家試験の概要を紹介します。
- 国家試験の内容
- 国家試験の日程
- 試験会場
国家試験の内容ついて
作業療法士の国家試験はマークシート方式を採用しており、問題数は200問です。
問題によって配点が異なったり、選択するマークの数が異なったりします。
問題の分野は一般問題と実地問題に分けられます。
一般問題は基礎的、共通分野的な内容、実地問題は作業療法士の専門的な内容だと思ってください。
一般問題の配点が160点満点、実地問題は120点満点、合計280点満点になります。
合格基準は実地問題の得点が43点以上かつ、総得点が168点以上であることです。
ここで注意してほしいのは、毎年、試験終了後に諸事情で合格点が変動します。
なので、合格基準ギリギリでは落ちる可能性が高いです。
ちゃんと勉強して、合格基準ギリギリを狙うのは辞めましょう。
なお、作業療法士の国家試験は筆記試験が基本ですが、重度視力障害者向けに実技試験も導入されています。
国家試験問題は厚生労働省のホームページで閲覧できます。https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html
国家試験の日程
作業療法士の国家試験は毎年2月の最終週、日曜日あたりに実施されます。
重度視力障害者向けの実技試験は別日に行われます。
試験は午前100問、午後100問で一日かけて行われます。結構疲れるので、通して試験を受ける練習もしときましょう。
試験会場
試験会場は主に、各地方の主要都市で行われます。
北海道は札幌、東北なら仙台、関東なら東京、関西なら大阪という感じです。
事前に通知されますし、在学時なら間違える事も無いので、ここは特に言うことはありません。
国家試験の合格率と合格率の推移
気になる作業療法士国家試験の合格率は
71.3%
平成31年度厚生労働省
いかがでしょうか。
合格率の推移はこんな感じです。

合格率はここ数年下がっているようです。それだけ難易度も上がっているとも取れます。試験対策に力を入れましょう。
ここで注意してほしい事は養成施設の中で、特に専門学校では高い合格率を売りにしてるところがあります。
この合格率は、あまりアテにしない方がいいです。
何故なら専門学校では、合格の見込みがある学生のみ国家試験を受験させて、合格率を上げるという事が良くあります。
非常によくあります。
学校を恨んではいけません。学校側も必死ですから。あくまで学校側も学生が合格する為に一生懸命国試対策を行ってくれますし。
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国家試験の勉強方法
誰でも作業療法士の国家試験に合格できる方法は
3カ月間集中して勉強すること。それだけでいいです。
勉強なんて当たり前じゃないか。と思う人がいるかもしれませんが。
それが出来ない人が試験に落ちます。
国家試験は例年、2月末あたりにあります。なので、逆算すれば12月位から勉強を始めましょう。
もちろんそれより早く始めてもいいですが、12月位までは卒論が忙しいと思うので無理せず卒論を優先しましょう。
基本的に過去問の問題集を使って勉強します。過去5年分位で十分です。
これも基本的な事ですが。1問ずつ、各選択肢ずつ学習しましょう。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
僕の場合、12月時点で得点率4割程度でしたが、国試前には8割程度は得点できました。このやり方で問題ないと思います。
人気記事 【2020年版】理学・作業療法士の国家試験勉強におすすめの問題集まとめ
作業療法士の国家試験の概要や合格率、勉強方法をまとめました。
あまり合格率に拘る必要はありません。自分を信じて勉強しましょう。
一度試験に落ちた場合、合格する可能性は極端に落ちるようです。
一発で合格しましょう。